研究会設立の目的
当研究会は経皮経食道胃管挿入術(Percutaneous Trans-Esophageal Gastro-tubing; PTEG)に関する研究を行い、PTEGを用いた治療の安全性および簡便性を向上させると共に、より多領域への応用および発展を目的としています。 また年1回以上の研究集会を開き、「PTEGガイドライン」の確立を目指し、PTEGに関する統計および資料の収集などを行い、その他、本会の目的を達するのに必要な事業を行っています。
胃瘻の歴史
- 1822
- Beaumont 胃瘻に関する初めての治療記録。銃創により形成された胃瘻を治療。
- 1837
- Egeberg 経口摂取不能患者に対し、人為的な胃瘻造設を発案。
- 1849
- Sedillot 初めて胃瘻造設を実施するも不成功。
- 1875
- Sydney Jones 胃瘻造設、最初の成功例。
- 1891
- Witzel 胃瘻造設法の発表。
- 1894
- Stamm 胃瘻造設法の発表。
- 1896
- Kader 胃瘻造設法の発表。
- 1915
- Janeway 胃瘻造設法の発表。
- 1929
- Spivack 胃瘻造設法の発表。
- 1979
- Gauderer & Ponsky PEG(Pull法)を考案開発。
- 1983
- Sacks & Vine PEG(Push法)を考案開発。
- 1983
- 上野 PEG(Introducer法)を考案開発。
- 1994
- 大石 PTEG(原法)を考案開発。
- 村上直孝
- 経皮経食道胃管挿入術 適応から手技・管理の実際まで (亀岡信悟 監修、大石英人 編集)
第I章PTEGの誕生と開発 1.胃瘻の目的と歴史 永井書店; 2008, p13-28 (東京) より引用